月と蟹

2022-06-18

太陽星座が「蟹座」の自分としては、ものすごく気になるタイトル! もう、読まずには、いられなかった。

蟹というより「やどかり」がメインな感じだったが、 ところどころハッとするような言葉や、鳥肌が立つような場面もいくつか。

このような感覚を味わいたくて、 次から次へと小説を読んでいくんだろうな、自分は。

「殻を背負うと、いくらか安全かしらんけど、 そのかわりぜんぜん泳げへんようになるやん。どっちがええんかな」

大人になっていくと、いつのまにか賢く立ち回れるようになる方法を身につけていく。 それは、けっして悪いことではない。ような気がする。

ただ。むかしは、もっと自由に泳げていたのに。 どこまでも自由に飛んでいけたのに...。 いつのまに?いつのまに...?


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