韓国のバスと日本のバス

昔、バスに乗って家に帰っているときに思ったこと。

交差点の信号でバスが止まった。 ちょうど交差点を曲がった所に、自分が降りるバス停がある。

でも、 もし今この場所で降ろしてもらえたら、 その方が家に近いなー。 そんなことを考えていたら、ふと思った。 もしここが韓国だったら、 普通にバス停のない場所でも 降ろしてくれるだろうなって。

昔、実際、韓国で目のあたりにした光景は、 「基本決められたバス停で停まるけど、 信号で停車したときなどは、 頼めば融通をきかせてくれることもある」というものだった。

他の人がやっているのを見て、 マネして自分もやってみたことがある。 バスの運転手さんに、かたことの韓国語で声をかけたときは緊張したが、 実際にドアを開けて降ろしてくれたときは、感動してしまった。

韓国のバスは降りるときだけでなく、乗るときも独特だ。

駅前など多くの人が乗車するバス停では普通に乗車できるが、 それ以外の、色んな路線のバスが停まるバス停では、 バスが来たら手をあげて 「わたし乗ります!」と主張しなければ、バスは通り過ぎてしまう。

日本みたいに、丁寧に、バス停に人がいれば、停まったりしない。

はじめは、このルール?を知らず、乗りたいバスが、 ものすごいスピードで通り過ぎていくので困ったが、 他の人が手をあげて、まるでタクシーを停めるようにバスを停めているのを見て 「なるほど、韓国ではこうやってバスに乗るんだな~」って学んだ。


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