スーパーの、飲みものコーナーで悩んでいた。
午後の紅茶ミルクティー
カルピスもも味
どっちにしようか、考えていた。
「ソレ、オイシク、ナカタヨ」と声をかけられた。
はじめは、まさか自分に話しかけられたのだとは、思いもしなかった。 どうやら、カルピスもも味が、オイシクナカタらしい。 じゃあ、と言うことで、午後の紅茶ミルクティーを買うことにした。
この素晴らしい助言をしてくれたのは、近くの日本語学院に通っている中国からの留学生。
日本の感覚だと、スーパーで見知らぬ人に話しかけることは、あまりない。 アメリカでは、レジ会計で、お金が足りないとき、 うしろか前に並んでいる人が足りない分を払ってくれることがよくある、と聞いたことがある。
日本では、まず考えられない。 お金が足りなかったら、自分が買うものを減らすだろう。 そもそも、買い物にきて、お金が足りないという事態になること自体、 日本人にとっては、ほとんど、ありえないのではないだろうか。