欧米の中学校での歴史授業の課題

2015-02-20

自分が通った中学校での歴史授業の課題で、印象に残っていることを記録しておこうかと。

課題の内容:学期末、その期間に学んだ、教科書に出てくる歴史の人物を1人選び、 その人物について調べて、クラスの前で発表する。

成績に反映されるのは、学期末の筆記試験が60%、小テストが15%、 この発表が25%くらいだったと記憶している。発表の時間は1人15分程度で、発表の仕方は自由。 週末、図書館に行って、自分が選んだ人物について調べたのを覚えている。なつかしい...。

クラスのみんなが選んだ歴史上の人物は様々で、 同じ人物を選んでも、発表の仕方、切り口、観点などに、それぞれの個性があり、面白かった。

1人1人の発表が終わると、質疑応答の時間がある。

先生は、必ず、なぜその人物を選んだのか聞いていた。 この人物のこういう生き方に興味を持った、こういう考え方に惹かれた、など、 クラスメイトのそれぞれの答えも、自分にはない視点などがあり、新鮮だった。

机に座って先生の話を聞くだけではなく、 実際に自分で調べて発表するという経験。 他のクラスメイトの発表を通して、 いろんな歴史上の人物や、その人が生きた時代に対して、 机の上で教科書を開いて授業を聞いているだけでは得られないような、親しみを感じることができた。


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