文化もインプット

2014-12-18

日本の常識は世界の非常識って言葉があるが、 新しい文化の中に飛び込むと、例えて言うなら、 周りは皆サッカーをしているのに、自分だけバスケをしているような感覚(カルチャーショックを受ける)。 全然面白くないし、そもそもゲームにならない(この時点でホームシックになる)。

皆が楽しくサッカーしてるのに、自分も一緒にできないのはツラいが、 フィールドから出て、まずは観察し、基本的なルールなどを学ぶ必要がある。

言語も文化もインプット。

海外に留学し、特に周りに日本人がいないと、時として、とても孤独。 言葉も心も通じない。

留学したある友人が「自分ではちゃんと言えたつもりだったのに、 発音が悪かったみたいで、相手に分かってもらえず、変な顔をされたんだよね」と言っていた。 自分にも似たような経験がある。

変な顔をして相手にしてくれないような人も確かにいるが、 一生懸命自分の言おうとしていることを理解しようとしてくれる人もいる。

自分の「一生懸命伝えよう」という気持ちに対して 「一生懸命理解しよう」という気持ちで応えてくれる人が、必ずいる。

そして相手の文化も、 自分が「理解したい」という気持ちと、学ぶ姿勢を持ち続ける限り、何か見えてくるものがある。

文化は、言葉で説明されて、頭で理解することもできるのかもしれない。 でもそれは、例えば、サッカーのルールが理解できたということ。 その文化を肌で感じて心で理解できて、 はじめて、一緒にサッカーをする喜びを感じられるのだと思う。


文化の話
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