外国人観光客@日本に...

2015-04-03

道に迷っているようだったり、何か困っているようだったら。

Can I help you?
(何かお困りですか?)

これだけは、聞けるようにしたい。

この前の出来事。 仕事が終わって帰宅途中、「すみません」と声をかけられた。 少し、なさけなかった。 なんで向こうから声をかけてくるまで待っていたんだ、わたし。とツッコミをいれたかった。 声をかけられる前から困っていたのは分かっていたから。

"We're going in the wrong way."
(間違った方に行ってるよ〜)

"Really?"
(本当?)

"Yeah, we ARE going in the wrong way."
(本当だ、間違った方に行ってる)

わたしの後ろを歩く家族連れから、このような会話が聞こえてきた。 東南アジアかインドあたりの人が話す英語なまりのように聞こえた。 もうこの時点で、ふりかえって、"Can I help you?" と声をかければ、よかった。

結局、向こうから「すみません」と声をかけられた。

「このレストラン、どこにあるか、分かりますか?」(英語)と聞かれたが、 正直そのレストランのことは分からなかった。 でもグーグルマップで一緒に見たりして、来た道を少し戻って、左に行くよう伝えた。

その言葉が英語でパッと出てこなくても大丈夫。 "That way" (あっち)と言って、手で方角を示してあげるだけでもいい。 もし"That way"が出てこなくても、日本語で「あっち」と言って、手で方角を示してあげたらいいと思う。

"Can I help you?"って聞いたのに、相手が言ってることが分からなかったら、どうしよう? 結局何もしてあげられなかったら、どうしよう?などと心配してしまうかもしれません。

でも、最悪分からなくても、相手のために何かしてあげたい、 という気持ちだけでも、相手には、ちゃんと伝わる。

イタリアに1人で旅行に行った友人が言っていた。 目的地の近くまで来ているのにたどり着けない。 道行くイタリア人に英語でたずねる。 みんな、とてもフレンドリーで、あっちだよ、そっちだよ、こっちだよ、とこたえてくれる。

でも、みんな、ちょーーー適当(笑)

友人は、目的地周辺を30分くらいさまよった末に、ようやくたどり着いた。 わたしもインドで似たような体験をした...。

それでも、自分にとって、まったく馴染みのない土地で、 誰かが一緒に考えてくれたり、助けてくれようとしてくれる、 その気持ちだけでも嬉しいよね~、って。


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