「入門者のLinux」を読んだ

2020-10-03

入門者のLinux」という本を読みました。 (著者:奈佐原 顕郎 )

「Ubuntuは、Linuxのなかの1つ」 個人的には、このように理解しました。 Ubuntuについて、もっと学びたいと思うなら、Linuxの世界について学んでいく必要がある。

とてもDIY的なOSシステムだと感じていたが、 この本では、「柔軟さ」が思想の1つにあると書いてあった。 なるほど、たしかに...。

そのほか、印象に残った言葉。

「1つ1つのコマンドは小さいけれど特定の役割だけはきっちりとこなす」

たとえば、遅いインターネット回線などを使っているとき、 表示されるのに時間がかかるウェブサイトと、すぐに全部が表示されるウェブサイトの違いが顕著。

サッと表示されるウェブサイトのように、動作が軽くて速い。 1つ気づいたのは、アプリをインストールするとき、 「Ubuntu Software」を開いてインストールするより、 ターミナルからコマンド入力したほうが、速い。

私たちも、色んなことを、全部、同時に、高い質でこなそうとすると、 機械のようにフリーズしてしまうのかもしれません。 個人的には、身に覚えがあります。

「今この瞬間」に、とりあえず目の前の「この小さなこと」をやる。 それが終わったら、次の「小さなこと」をやる。そういうふうに進んでいけるといいのかもしれません。

すぐに全部をわかろうとしない、でもスルーもしない、という姿勢が上達への近道です。

あらゆることを学ぶうえで、とてもためになるような言葉。

感想

読み終わった感想。 すべてを学んで、すべてを使いこなせるようにならなくてもいい。

たとえば、1年中夏のような南の島に住んでいるなら、コートを買う必要はない。 天候などが変わって、それが必要にならない限り。

もし自分が、そのような南の島に住むことを選ぶなら、「コートを買う」という選択肢から開放される。 コートを買うのかどうか、コートの種類を調べたり、 どのコートを買うのか考える時間が一気に節約できる。

自分にとって、パソコンで実現したいことは、なんなのか? そのために必要最低限の機能や学ぶべきことは、なんなのか?

自分にとって、人生で「大切ないくつかのこと」を決めてしまえば、 いろんなことが、もっとシンプルになるのかもしれません。

UbuntuOS日記
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