わらしべちょうじゃ

2019-05-04

これまでの再話は、 何か運というものが むこうからやってきたと いうふうに語られているのですが、 わたしは、人間の運 というものは、むこうから やってくる「偶然」というものを、 こっちからつかまなければ ならぬものだと考えています。
(西郷竹彦)

久しぶりに、 声に出して読んでみた。 「自分が今持っているものを使って、 何ができるだろうか?」 今回は、 そのようなことを感じました。

あと、主人公は、 はじめから「お屋敷」を 目指していたわけではない。

あまり 先々のことを 考えすぎたり 心配しすぎたりせず、 目の前にあること、 今つかんでいるものを 使って(工夫して)進んでいく。 そうして進んでいけば、 最終的に、落ちつくところへ 落ちつくのかもしれません。

途中で休んでもいいが、 進み続けることが大切なのかも。

また、たんもの3たんを 馬と交換せずに別のことに 使う(交換する)こともできた。 いろんな道や可能性が あったかもしれない。

私たちの人生も、 その時々、いろんな道を 選ぶことができる。 (選択肢がないように 思えることもあるかもしれないが。) あのとき 別の道を選んでいたら... なんて、 過去をふりかえることも あるかもしれません。 過去に対して、せつない気持ち、 悲しい気持ち、後悔などなど、 いろんな感情がわきあがって くることも、あるかもしれません。

それでも、今、また、 私たちの前には、いろんな 可能性(道)が広がっています。 変えられない過去に、 やるせない思いも あるかもしれませんが、 これから 作りあげていく未来に 希望を感じることも できるかもしれません。

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