エリック・ホッファー

自分を愛する100の言葉

2021-02-28

エリック・ホッファーは1つの町に図書館で本を読むためにとどまり、 そこの本を読み終わったと思うと、貨物列車の屋根なんかに乗って次の町に行ってしまうんです。 そこでまた日雇い作業などをして、その宿舎に泊まり、フリーの時間は本だけを読んでいる。

人生に大切なことはすべて絵本から教わった」(著者:末盛 千枝子)という本で、 彼のことを初めて知った。

この人、おもしろい。 もっと知りたい。 そう思って、彼の自叙伝などを読むようになった。 久しぶりに読む今回の本は、彼の言葉を集めたもの。

私が満足するのに必要なものはごくわずかである。 1日2回のおいしい食事、私の関心をひく本、少々の著述を毎日。 これが、私にとっては生活のすべてである。

「あれもないし、これもない」ではなく、 「これだけあれば、自分は幸せ」という基準。

自分の心を支える人生哲学や信念や考えかた。 自分の心身を満たしてくれる時間の使いかた。 それは、なんだろう?

そのような自分の軸やスタイルを確立していくことで、 あらゆる悩みや苦しみから解放され、もっと身軽に生きていけるのかもしれません。

こんなふうに生きた人がいたんだと思うと元気が出る。 旅するように生きた人。偶然の十字路や一期一会を何度も経験した人。

一見不安定に思われる働きかたが、実は安定的な生きかたなのだという考えにも目からウロコ。

考えかたを変えるだけで、問題が解決する、という話はよく聞く。 彼の言葉を読むと、色んなことが別の角度から見えるようになり、 新しい可能性に心躍る。

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