1分瞑想を31日間やってみた

毎日、朝10分、夜10分、瞑想していた。 今は、時間は決めてないけど、朝起きたときと、夜寝る前に瞑想するようにしている。

「瞑想する」というよりは、朝目が覚めたら、すぐに起き上がるんじゃなくて、 ゆっくりと深呼吸をしたり、海辺で散歩しているイメージをしたり、ホ・オポノポノの4つの言葉を心のなかで言ってみたり。

夜は、リラックスできる音楽をかけて、瞑想しながら(頭を空っぽにしながら)眠りにつく感じ。

今回の31日間は、1分間という時間でやってみようと思う。 呼吸に意識を向ける、シンプルな瞑想。 1分間の瞑想をしたあとに、記録を書いていく感じで進んでいこうかと。

Day1 Day2 Day3 Day4 Day5 Day6 Day7 Day8 Day9 Day10 Day11 Day12 Day13 Day14 Day15 Day16 Day17 Day18 Day19 Day20 Day21 Day22 Day23 Day24 Day25 Day26 Day27 Day28 Day29 Day30 Day31

Day 1

1分間の瞑想中に、「1分って短いんじゃない?もう少し長い時間がいいんじゃない?」なんて雑念が、 早速出てきた。ゆっくりと呼吸に意識を戻す。

人間の頭って、毎日、毎時間、毎瞬間、本当にいろんなことを考えている。 そのほとんどは、雑念な気がする。

考えなくてもいいことを考えすぎて、つかれはててしまう。 だから、意識的に「何も考えない時間」を作ることは、 今の時代を生きる私たちには、とても大切なことなんだろうな。

外出するときは、だいたい、いつも本を持っている。 待ち時間などに、いつでも読めるように。 でも、最近は、そうしていない。

外出中のスキマ時間には、瞑想するようにしている。 列に並んでいるときなど、目を閉じれないときは、深呼吸。

待合室みたいな場所を見渡すと、多くの人がスマホを見ている。 自分も、スマホを出しそうになること、よくある。

でも、ただ座って、リラックスしているような人も何人かいる。 ああ、わたしも、って思う。

「何かしていないと落ちつかない」「何か考えていないと落ちつかない」っていう状態から、 もっと「無の境地」のなかでリラックスできるような状態になれたら、もっと心が健康になるのかな〜って。

ほぼ日5年手帳を使いはじめて、4年目。 去年の今ごろに書いた文章。

Meditation will take you to places where calm and peace are the norm.

心おだやかな状態が、いつものデフォルト状態になる。 そういう場所に、瞑想は導いてくれるんだと思う。

Day 2

今日の1分間は、昨日の1分間よりも短く感じた。 同じ1分なのに、ちがう長さに感じるのって、おもしろい。

今日は、深呼吸について思うことがあった。

たとえば、イライラしているときに深呼吸すると、怒りという熱を冷ます効果もあるのかな〜って。 だから、過去にあった、ムカつくことを思い出したときも、深呼吸。

あと、生きるのが苦しい、生き苦しいときって、文字通り、息苦しくなっていたりするから、 そういうときも、まずは、ゆっくりと、深く、呼吸することが大切なのかな〜って思った。

Day 3

「何かを考えている状態」が、いつものデフォルト設定になるのではなく、 「何も考えていない、リラックスした自然体の状態」がデフォルト設定になっていけばいいな〜って思った。

対処するべきことが起こったら、それに意識を向けて、適切に対処する。 考えなくてもいいことをグルグル考えている状態で、何かが起こっても、上手く対処できないかもしれない。

瞑想を続けていくことで、 「何も考えていない、リラックスした自然体の状態」が、自分のデフォルト設定になっていくのかなって。

Day 4

今は、心が、とても、おだやか...。

風がやさしく吹いていて、カーテンが小さくゆれている。 太陽の日差しは、あたたかく、足は大地を感じている。

ジブリ映画「ハウルの動く城」
湖のそばで、ソフィが「こんなに穏やかな気持ち気になったのは初めて」と言っていた場面が思い浮かぶ。

午前中は、過去のイライラに心を奪われていた時間もあったけど、今は、過ぎていった。

Day 5

続けやすいようにと思って1分間にしたけど、今日も「短い」と感じた。 さすがに30分間とかにしたら挫折しそうだけど、 なんか、補助輪なくても大丈夫なのに、補助輪つけて自転車に乗ってるような感覚がある。

明日は、3分間でやってみようかな。

目の前の、ありのままの今という時間のなかで、安らいでいられるかどうか。 瞑想していくことで、そういう安らぎの時間が増えていくような気がする。

いつも、今。
いつも、今、目の前にあることだけ。

Day 6

今日は、3分間やってみた。 今の自分にとって、「ちょうどいい」と感じた。 この「ちょうどいい」という感覚、大事だな〜って、ふと思った。

自分が「ちょうどいい」と感じる食事の量は?睡眠時間は?仕事の量は?人との距離感は?

ちょうどよくないことが増えていくと、ストレスが、どんどん溜まっていくのかもしれません。

Day 7

障害物が何もない道路を、まっすぐに、スーッと進んでいくような映像が浮かんだ。 瞑想は、そういう内面の境地を可能にしてくれるような気がする。

「トラウマを経験すると、脳が変わる」みたいな話もきくけど、 「瞑想をすることで、脳が変わる」とも聞く。

脳科学とか、詳しいことは、よく分からないけど、トラウマを経験して脳に悪い影響があったとしても、 瞑想をしていくことで、脳にとって良い変化があるのかも。そのように感じる。

Day 8

今日は、瞑想中、いつもより雑念がいっぱい出てきた。 「あ、こういうことを気にしているんだな〜」と客観的に眺めながら、意識を呼吸の流れに戻していった。

飛行機が離陸していくときの風景が好き。 どんどん空高くのぼっていって、家とか道路とかが、だんだんと小さくなっていく。 いつもの日常の悩みも小さくなっていって、解放されていくような感覚がある。

瞑想にも、そういう感覚になれる要素がある。

Day 9

瞑想しているときは、何か雑念が出てきたら、それが出てきたことに気づいて、呼吸に意識を戻す。 これの、くりかえし。

出てきた雑念について、自動的に、あれこれ考え始めようとするクセがあることにも気づく。 そして、ただひたすら、呼吸に意識を戻すようにしていく。

ときには、ぐるぐる考えてしまい、そのまま瞑想の時間が終わりそうになることもある。

「瞑想に失敗はない」って、いろんな人が言っている。 瞑想中、多くの時間を雑念に捕らわれた状態のときは、失敗と感じやすいけど、けっして、そうじゃないんだって。

自分が決めた「瞑想の時間」が終わっても、1日のなかで、できるだけ、今から離れていることに気づいたら、また今に戻ってくる。

Day 10

少しずつ、「余計なことを考えるクセ」が薄れてきているように感じる。

考えなくても大丈夫なことなのに、「考えなきゃいけない」って強迫観念みたいなものがあることにも気づいた。 そんなに手を洗わなくてもいいのに、常に手を洗ってないと気がすまない、みたいな感じに似てるのかも?

「大丈夫、それ、考えなくても大丈夫なことだからね」って、自分で自分に言ってあげる。 何度も何度も。必要なだけ。必要な時間をかけて。

Day 11

遊んでいたオモチャを、取り上げられたくなくて、いつまでも手放したくない子どもみたいに? もう考えなくてもいい過去のことを、いつまでも握りしめているような、キズついた子どものような自分の一部が、自分のなかに、ある。

今日の瞑想中は、そういうことに気づいた。

Day 12

この期間で1番多くの雑念が、津波のように押しよせてきて、びっくりした。 大地に足をつけて立っていられないほど、押し流されてしまいそうな感覚。

いつものように、呼吸に意識を戻そうとするけど、強い雑念のネガティブな力に引き戻されそうになる。

それでも深呼吸を続けて、意識を呼吸に戻していく。

そうすると、自分のなかで地震が起こっているような感覚に気づく。 何かが激しく揺れ動いて、あたふた走りまわっているようなイメージ。

呼吸を続けて行くと、「パニックになっている、その何か」と「自分」が分離していくような感じになり、 だんだんと落ちついてくる。

心情的に、ものすごく、キツい。 そういう場所を通過していくような感覚。

希望は、「この状態も、ずっと続くわけじゃない」と知っていること。

This too shall pass...

Day 13

久しぶりに「もののけ姫」を見ていて、ふと思った。 森の神様が歩くと、足のまわりに花が咲いて、すぐ枯れる。みたいな描写。

「今」も、すぐに「過去」になる。
そして、いつも、今、今、今。

今回は、そういうメッセージみたいなものを感じた。

Day 14

大きな怒りが、こみ上げてきた。 すぐに、パッと切りかえられるわけではないけど、 以前よりも、怒りの度合いが、薄まりやすくなったような気がする。

これも、瞑想を続けてきた成果なのかも。

Day 15

久しぶりに、いっぱい神経を使って、ドッと、つかれた...。

「いそがしくて瞑想する時間なんてない」 逆に、そういうときこそ、瞑想したほうがいいんだろうな〜って感じた。

Day 16

とても重苦しい夢を見た。

なんとなく「氷山の一角」という言葉が浮かんできた。 目には見えない水面下に広がる膨大な無意識の世界。

新天地に向かう「かもしれない」という可能性に対して、 「こわい...」という気持ちや、不安な気持ちが出てくる。

たぶん、変化に対して、そのような感情が湧いてくるのは、人間としての自然現象。 そういうふうに出てきた感情も、セドナメソッドで学んだ方法で対処していく。

そして、瞑想でも、丁寧に、呼吸に意識を戻すようにする。

Day 17

劇的な変化が、やってくる予感。

予感は、当たることもあるし、そうじゃないこともある。 どちらにしても、心の準備はしておきたい。

嵐が来る前に、すでにパニックになっていたら、実際に嵐が来たときは、もっと大変なことになってしまう。 できるだけ落ちついた心の状態で、この秋冬の嵐を迎えることができたら、いいな。

そのためにも、瞑想の時間は必要なんだな〜って。

Day 18

「こうだろう」と思って期待していたことが、実はそうじゃなかったとき。 たとえば、楽しみにして行ったお店が、たまたま、その日お休みだったり。 あるいは、もっと大きな期待だったり。

心が沈んでいるのに気づいた。

そこから気持ちを切りかえて、立て直していくときにも、瞑想は役に立つな〜って思った。

Day 19

目から入ってくる刺激を遮断するだけで、少し落ちつくな〜って感じた。

たとえば、何もない待ち時間やスキマ時間。 なんとなく、反射的に、スマホを見るのではなく、少し目を閉じて深呼吸してみる。

それだけでも、心を整えて、次のタスクや作業に向かうことができる。

Day 20

次の31日は、ヨガをやってみたいな〜。

Day 21

めっちゃ緊張する。

たとえば、大切な日の前日は、できるだけ予定を入れないで、 瞑想する時間、空白の時間を取れるといいのかもしれません。

Day 22

余計なことを考えなければ、余計なことに悩まされなくてすむ。

「それも、どうでもいいこと」「これも、どっちでもいいこと」 そうやって、本当に大切なこと以外は、こだわらないで、手放していければ、 心が身軽になって楽になっていくな〜って感じた。

でも、ときどき、それに気づかずに、いつのまにか、また、雑念に捕らわれていたりする。

それでも、気づいたら、もう1度、呼吸に意識を戻していく。 何度も、何度も。

そうやって、少しずつ、新しい自分になっていく...。

Day 23

今日は、心が、ぐらぐら、そわそわ、落ちつかない。 余計なエネルギーを消費し、消耗するような時間もあった。

それでも、ゆっくりと深呼吸をして、呼吸に、「今」に意識を戻していく。

Day 24

つかの間の喜び、そして、また新たな緊張。 心は、上がったり下がったり、ゆるんだり、こわばったり。

ゆれ動くのは、しょうがないけど、また深呼吸して、「今」に戻ってこよう。

Day 25

一喜一憂。
嬉しいときも、悲しいときも。

嬉しいときは喜ぶし、悲しいときは悲しむ。 でも、あまり、そういう気持ちにふりまわされすぎないで、淡々と進んでいきたいな...。

Day 26

過去の栄光は、過去の栄光。

今日、すごく嬉しいことがあった。 でも、それも、感謝して、手放して、次の新たな挑戦へと向かっていきたい。

Day 27

ここ最近、いーーーーっぱい神経を使ってきて、すごく、つかれた。

でも、そういうときも、少し目を閉じて瞑想すると、リフレッシュできる。 瞑想は、心を充電する時間でもあるような気がする。

Day 28

昔の自分だったら、ものすごく引っかかっていたこと(誰かの言動とか)が、今は、少しだけ引っかかるようになった。 これも瞑想のおかげかも。

心にちょっと引っかかったことも、いつまでも握りしめていないで、 呼吸に意識を戻していくと、自然と通り過ぎていく。

Day 29

最近、いろんなことがスムーズに進んでいってくれて、とても、ありがたい。

瞑想をして、雑念を取りはらって、心の流れに滞りがなくなると、 身のまわり現実もスムーズに流れていくのかも。

Day 30

心の健康のためにも、身体の健康を大切に。
身体の健康のためにも、心の健康を大切に。

両方が、お互いに影響しあっているんだな〜って感じた1日。

Day 31

今日は、7つくらい素敵なことがあって、1つだけ少しイヤなことがあった。 嬉しいことのほうが多いのに、どうしてイヤなことばかりが拡大されて気になってしまうのだろう。

嬉しいことも、悲しいことも、同じように過ぎていく。

そして、また、呼吸に意識を戻していく。

いつも、今、今、今...。


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